容姿の醜さ、コンプレックスを題材にした漫画 累
顔が可愛ければ…
なんて思ったことありませんか
人の容姿に対するコンプレックスを包み隠さずに描いた漫画です。
醜い顔の主人公が、“顔を入れ替えることができる口紅”を使うことから始まる物語で、女優を目指して奮闘します。
リアルな心理描写や美しい顔になった時の周りからの賞賛など、考えさせられるものがありました。
主人公は容姿が醜すぎていじめられてしまいます。
しかし、口紅をつけて顔を入れ替えた瞬間、周りのみんなは優しくなり、醜い自分では得ることのできない快感をおぼえてしまうのです。
その快感を忘れることができずに、自分の母親と同じように女優になることを決心します。
女優としての才能がある主人公は、容姿がいいのに伸び悩んでいる女優と顔を入れ替え、成功を納めるのです。
そこから始まる人間の醜さや疑心暗鬼がくせになります。
僕が読んでいてグッときたのは、
割とはじめの方なのですが、
ある女優を完全にコピーしているにもかかわらず、
母親だけは微妙な違いに気づくというシーンです。
その母親をどうするかはぜひ読んでください。
果てしなき野心が向かう先にあるのもとは
この先も目が離せませんね。
『あんな顔になりたい』、あなたも1度は思ったことがあるはずです。
実際その顔になると『こんな世界になるんだ』『自分との差がすごい』なんて思い知らされる作品です。
容姿で人を判断しがちな世の中だからこそ、1度読んで考えてみてほしいです。