本当に怖いのは人間…命がかかると豹変する人間の心理を表現した漫画 シグナル100
死にたくないのに自殺してしまう!?
高校生がかけられた自殺催眠とは
とあるクラスが教師いじめをしていました。
その教師が復讐のためにクラス全員にかけた自殺催眠とは
恐怖や怒りと葛藤し生き残るためにもがく生徒たちの学園ホラー漫画です。
自殺催眠は全部で100個、しかしその内容はわかりません。
学校を出たら死ぬかもしれない…
水を飲んだら死ぬかもしれない…
自分の行動全てに“死”の恐怖が付きまといます。
現代の社会ではまずあり得ません。
僕は普段なんとなく生活していて、
『生きているのが当たり前』
という思い込みをしているのかもしれません。
命の危機が迫ると『どうにでもなれ』と思い、
理性を失う生徒も出てきます。
本能だけになると人間は怖いですよ、
何をすると思いますか?
今までいじめられていた子が、いじめっ子に復讐するかもしれません。
男なら性欲に負けて、女の子を傷つけてしまうかもしれません。
理性で抑えられている、人間の醜いところが、全て出てきてしまうのです。
本当に起こってしまうと怖いですが、漫画だからこそできる表現だと僕は感じています。
クラスの5人が死ねば他はみんな助かるとしたら、あなたならどうしますか?
みんなこう思うはずです…
しかしこんなこと言うと、『あいつは危険だ』『こっちが殺されるかも』と思われてしまうのです。
命がかかると人は疑心暗鬼になってしまうようですね。
この時に絡んでくるスクールカーストは現代の日本らしくて、悲しくもあり面白いところだと思います。
いじめられていた教師の怒り、高校生のこわさ、スクールカーストが絡みに絡んでゾクゾクする展開を生み出します。
本当に怖いのは人間なんだということを知らしめてくれる漫画です。
ぜひ読んでみてください。
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